2020年12月25日に公開された『映画 えんとつ町のプペル』を見てきました。
『映画 えんとつ町のプペル』は、お笑いコンビ「キングコング」の西野亮廣さんが手がけた絵本『えんとつ町のプペル』を映画化したもの。
人気の絵本が映画化したということで、さっそく見てきたのでレビューします!
映画を先に見た人の口コミには、「面白い」という意見も「つまらない」という意見も両方あったので、私のレビューだけでなく、みんなの口コミもまとめて記事にしました。
これから『映画 えんとつ町のプペル』を見るなら、ぜひこの記事を参考にしてくださいね♪
『映画 えんとつ町のプペル』はつまらないって本当?実際に映画を見たレビュー【ネタバレなし】
『映画 えんとつ町のプペル』を見た人の中には、つまらなかったという意見もありますが…
私は、実際に映画を見て「面白いだけでなく、大切なことを思い出させてくれる素敵な映画だな」と感じました!

見に行って良かったです!
絵がとても綺麗で、ストーリーもバッチリ。
さすがは原作・脚本の西野さんがお笑いタレントなだけあって、つい笑ってしまうような小ネタがあったり、かと思えば途中で流れる音楽にグッと来たり…
あっちこっちに感情が動いて、映画の世界に引き込まれた100分でした。
私は『映画 えんとつ町のプペル』をつまらないとは思わなかったです。
アニメーション映画なので、見る前は「子供向けかな?」と心配でしたが、作りこみがしっかりしていて学びもあって、大人でも十二分に楽しめる映画だと思いますよ(^O^)!
『映画 えんとつ町のプペル』みんなの口コミと評価
『映画 えんとつ町のプペル』を見た人の口コミ・評価を紹介します!
口コミは、映画口コミサイトやSNSをチェックし、多くの人の意見に近いものをピックアップしました。
『映画 えんとつ町のプペル』の良い口コミ
映画『えんとつ町のプペル』鑑賞
— ふぃる@自由気ままな映画ブログ (@film_studio3000) December 26, 2020
予想以上にしっかりとした内容や展開、そして感動的なエピソードなど、とても良い映画だと思います。挿入歌も印象的で映画を盛り上げる要因になっています。ルビッチとプペルの絆もしっかりと描いており、父親との話も。ユーモアもあり幅広い世代で楽しめます。 pic.twitter.com/QvuNs00w9K
えんとつ町のプペルを観に行ってきました!(写真は撮り忘れた)
— 青雉自転車 (@sabuaka2sa) December 28, 2020
純粋にいい映画だった。一つ一つのキャラが個性的だし、映像の感じが個人的に好き。ストーリーも丁寧に作られていて、こだわりをヒシヒシと感じた。
好みはあるにしても観に行って後悔はしないと思う#えんとつ町のプペル#西野亮廣
映画えんとつ町のプペルを観れた。
— タカユミ (@ta_ka_yu_mi) December 28, 2020
絵本から増えた登場人物や掛け合い、挿入歌も相まってキャラや世界観にグッと入っていけた。メッセージ性の強いセリフも多く、子供から大人まで心を掴むとてもいい映画だった。#えんとつ町のプペル pic.twitter.com/eBnTiYIXXx
『映画 えんとつ町のプペル』を見た人の”良い口コミ”には、映画のストーリーや挿入歌が良い!という意見がとても多かったです。
ほかにも、以下のような口コミがありました。
- 絵がとっても綺麗
- 今まで見た映画で一番良かった
- 泣きすぎてマスクがびしょびしょになった
絵やストーリーに感動した人が多かったようですね(*^-^*)
『映画 えんとつ町のプペル』の悪い口コミ
えんとつ町のプペルを子供と鑑賞。
— ちょま (@r_y_o_r_y_o) January 3, 2021
映像は素晴らしかったが、絵本に比べて話を膨らませすぎて、ちょっと長かった。芦田愛菜の声優上手かったな。
子供は楽しんでいたようで何より。
えんとつ町のプペル、微妙だったなぁ。質が高いのもわかるけど、余白が少ないのがもったいない。作者の人生経験がある程度偏っているから万人には受けるものにはならないなと。プロセスエコノミーも発展途上。#えんとつ町のプペル
— yamaya_man (@yamaya_man) December 27, 2020
『映画 えんとつ町のプペル』を見た人の”悪い口コミ”は、主に以下のとおり。
- 序盤が退屈だった
- 話の起伏が少なかった
- 原作絵本のほうが好きかも?
“悪い口コミ”自体があまり多くなかったのですが、話のテンポに関する意見がいくつか見られました。
(私は、映画を見ていてもテンポが悪いとは思わなかったです)
『映画 えんとつ町のプペル』の評価
この記事を書いている12月28日現在(映画公開4日目)の評価は以下のとおり。
映画.com
Filmarks映画
MOVIE WALKER PRESS
めちゃくちゃ良くない…?!(特にMOVIE WALKER PRESS)
色んなレビューサイトで高評価がたくさん。
もちろん、映画に満足できなかった人も一定数いるとは思いますが、★の数を見るとかなり評価が高いことが分かりますね(^-^)
『映画 えんとつ町のプペル』のすごいところ【ネタバレあり】
『映画 えんとつ町のプペル』を見て見事にハマった私が、「えんとつ町のプペルのここがすごい!」と思ったところを勝手にまとめました(笑)
映画のすごいところを紹介するにあたって、どうしても少しネタバレが出てきてしまうので…知りたくない方は飛ばしていただくか、薄目で読んでくださいね。
※ネタバレ注意です!
すごいところ① とにかく絵が綺麗!
『映画 えんとつ町のプペル』は原作が絵本ということもあって、とにかく絵が綺麗です…!
映画の全体としては優しいタッチで、登場人物も可愛いアニメキャラクター。
ファンタジックな街並みは、ジブリ映画のような世界観にも思えます。
ただ、背景のイラストがめちゃくちゃ細かく描かれていて、芸術知識に乏しい私でも「この絵はすごく手が込んでいる」と思ったほど。
特に、町の明かりや空の表現が綺麗で、絵の作品としても楽しめる映画だと感じました。
イラストや芸術好きの方なら、かなり満足できるはず!
すごいところ② キャストが豪華!
『映画 えんとつ町のプペル』は、出演キャストも豪華。
ルビッチ(主人公):芦田愛菜
プペル(ゴミ人間):窪田正孝
ローラ(ルビッチの母):小池栄子
スコップ(鉱山泥棒):藤森慎吾
トシアキ(中央銀行の裏ボス):宮根誠司
有名なだけでなく、俳優・声優として実力のあるキャストが勢揃いしています。



オープニングソングはHYDEさんが歌ってます!
個人的には、窪田正孝さんのプペルが かなりツボでした!
窪田さんは好青年から悪役まで、幅広い演技をするイメージではありましたが、プペルの自信なさげな声は全くイメージができず。
映画を見ていて、プペルの声優って誰だっけ…?と思ったほどでした(笑)
アントニオ役の伊藤沙莉さんは、最近 映画やCMで注目されている女優さん。
可愛らしいルックスにハスキーボイスが魅力的です。
キャストに名前が載っていることは知っていたのですが、映画館で声を聞いてびっくり!
まさかのアントニオ…(ルビッチの元友達で、ジャイアン的ポジションの男の子)
予想外の役柄でしたが、伊藤さんのハスキーな声がぴったりハマっていましたよ(^-^)
『映画 えんとつ町のプペル』は、キャストそれぞれの良さが最大限に活かされていて、最初から最後まで映画の世界に入り込める作品です。
藤森慎吾さん演じる「スコップ」のマシンガントークは見物ですよ~!
すごいところ③ 込められたメッセージがすごい!
『えんとつ町のプペル』原作者の西野亮廣さんは、「えんとつ町は現代社会の縮図で、『えんとつ町のプペル』は挑戦者の物語」だと語っています。
『映画 えんとつ町のプペル』では、空の向こうに星があると信じたルビッチとプペルを、町のみんなが嘲笑い、行動しようとすれば容赦なく叩きます。
仲間外れにされても、捕まりそうになっても、それでも信じて飛び出したから星が見れた。
この映画に込められているメッセージは、とても大きくて勇気づけられるものだと感じます。
今の社会は、子供も大人も「みんなと同じが一番」という風潮があります。
だから私たちは、できるだけ足並みを揃えて行動し、多くの人たちは「夢を持ったってしょうがない」と思っています。
夢を見つけた人も、そんなこと言ったら笑われるから、やめておけと言われるから、言い出せないし行動もできない。
えんとつ町の人々と同じです。
映画に出てくる異端審問官は、星を信じた人・みんなと違う行動をした人を見つけては、次々と取り締まりをしていきます。
(ブルーノが海に落とされたと知るシーンは、見ていてゾッとしました)
現代社会でも、描いた夢を周りの人に潰されたり、目立つ行動をした人が叩かれることは、よくありますよね。
学生の頃、将来の夢を打ち明けたら、親や先生に「安定してる仕事にしなさい」と言われた。
新しいことにチャレンジしようとしたら「そんなのできるわけない」と鼻で笑われた。
叩かれるのが怖いから「間違ってる」と言い出せなくて、仕方なく周りと意見を合わせた。
こういうことって、誰もが一度は経験していると思います。
『映画 えんとつ町のプペル』は、今の社会に蔓延している同調圧力や「出る杭は打たれる」風潮がよく表現されていて、心にグサッとくる映画です。
“あの煙の向こう側を誰か見たのかよ!誰も見てないだろ?だったらまだ分かんないじゃないか!”
ルビッチのこの言葉は、『映画 えんとつ町のプペル』の中で一番印象的でした。
挑戦してもできるとは限らないけど、やってみないと分からない。
周りを気にしてできなかったこともあるけど、頑張ってみても良いんじゃないか。
沢山のメッセージが勇気をくれて、見終わった後は自然と前向きな気持ちになれる。
『映画 えんとつ町のプペル』は、そんな素敵な映画です。
私が『映画 えんとつ町のプペル』を見たきっかけと、感想まとめ
私が『映画 えんとつ町のプペル』を見ようと思ったのは、宮迫博之さんと中田敦彦さんのYouTube番組『Win Win Wiiin』を見たことがきっかけです。
偶然、西野亮廣さんが出ている回を見ていたら『映画 えんとつ町のプペル』の話題が上がりました。
そこで西野さんが言っていたのが「夢追い人は、総じてゴミ人間である」
誰もが大人になるにつれて、夢に折り合いをつけて捨てていく。
大人になっても夢を輝かせようとする人がいると、夢を捨てた人たちは都合が悪いから、その人を叩く。
プペルは、みんなが捨てた夢を追いかけた人の姿である。
この話を聞いて、『映画 えんとつ町のプペル』はすごい映画かもしれない!!と思い、翌日には映画を見ていました。
『映画 えんとつ町のプペル』を見た人の”悪い口コミ”の中には、「西野亮廣さんの熱烈なファンが褒め称えていて、宗教じみていて嫌だ」という意見もいくつかありました。
私は、西野さんのことはよく知らないし、有料サロンに入っているわけでもないし、何なら原作絵本すら読んだことがありません(笑)
↑ 原作絵本はこれから読みます! 1/3追記:読みました。とても良かった…!
それでも、『映画 えんとつ町のプペル』は決してつまらない映画ではなく、心に響く大切なものを教えてくれる映画だと感じました。
アニメーション映画なので、子供はもちろん楽しめますが、大人にこそ見てほしい映画です。
一度でも夢を持ったことがあるなら、グッと来る内容ですよ。
原作絵本『えんとつ町のプペル』は、原作者の西野亮廣さんがネットで無料公開しています!
『えんとつ町のプペル』無料公開サイト
絵本として欲しい方、イラストをじっくり見たい方は、Amazonや楽天、書店などで購入できますよ。
1/3追記【原作絵本(書籍版)を読んだ感想】
ここまで繊細な絵本は初めて読みました。
映画同様、イラストがとても綺麗で、いつまでも見ていられるほど…!
話の内容は、小さな子供には難しいかもしれませんが、絵だけでも存分に楽しめます。
(小学生くらいなら内容も分かるかも!)
映画とは少し違ったストーリーなので、絵本を読めば2倍楽しめますよ(*^-^*)



絵や芸術に興味がある方なら、書籍版の絵本はマジでおすすめ…!
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