こんにちは、うしまるです。
先日、人生初の【ヘアドネーション】をしてきました!
断髪してきました👏#ヘアドネーション pic.twitter.com/N0fVCaN2Fq
— うしまる🐄タンパク質🌱🌱 (@ushimaru87) May 4, 2021
ヘアドネーションは、伸ばした髪の毛を寄付して、病気の子供のためのウィッグ(かつら)を作り、無償で提供する活動。
私もなにか手助けができればと思い、数年かけて髪の毛を伸ばして、ヘアドネーションの団体へ寄付をしてきました!
この記事では、
- ヘアドネーションのための髪を伸ばす期間
- 髪を伸ばした経過と手入れについて
- ドネーションカットと寄付の体験談
を紹介しています。
ヘアドネーションに興味がある方、これからヘアドネーションをしようと考えている方の参考になれば嬉しいです(*^-^*)
ヘアドネーションって何年伸ばすの?
ヘアドネーションをするためには、寄付する髪の毛が必要となります。
ヘアドネーションに必要な髪の毛の長さは、31cm以上。
髪の毛は1ヶ月で1cm伸びると言われているので、計算上は31ヶ月=2年と7ヶ月あれば、ヘアドネーションに必要な髪の毛を伸ばすことができます。
伸ばしている間の手入れカットや、ドネーションカット時のヘアスタイルを考えると、少なくても3年は必要ですね。

私は3年半かかりました!
もちろん、髪が伸びるのが早い人や、すでにロングヘアの人は、そこまで長い時間は必要ありません。
また、つな髪のヘアドネーションなら15cmから寄付ができるので、何年も伸ばすのは難しい人や男性の方にもオススメです。
※寄付できる髪質には一定の条件があります
反対に「3年以上の時間がかかっても大丈夫」という方は、ぜひスーパーロングに挑戦してみてください!
31cmの髪の毛で作れるのは、ショートヘアのフルウィッグ。
ロングヘアのウィッグを希望している子供も多い中、必要な長さの髪の毛がなかなか集まらず、ロングヘアウィッグの製作が難しくなっているとのこと。
50cm以上でセミロング、60cm以上でロングヘアのウィッグが作れるので、時間や長さに制約がなければ、できるだけ長く伸ばしてから寄付すると喜ばれますよ(^O^)
私がショートヘアから3年以上髪の毛を伸ばした経過【写真あり】
私は、2017年11月から約3年半かけて髪の毛を伸ばしてきました。
当時の髪型は、かなり短めのショートヘア。
そこからロングヘアになり、31cm以上のドネーションカットができる長さまで伸ばした過程を、写真付きで紹介します。


これは、私が髪を伸ばし始めた頃の写真です。
初めてのベリーショートをひととおり満喫し、「とりあえずボブくらいにしよう」と伸ばすことに。
まだかなり短く、メンズと同じくらいの長さしかありません。



このとき、実はまだヘアドネーションを知らなかったんです!


伸ばし始めて半年後の髪型がこちら。
ショートヘアなので放ったらかしで伸ばすわけにもいかず…。
2ヶ月に1回ペースで美容院に通い、髪型を整えながら伸ばしていきました。


全体的な長さは半年前とあまり変わりませんが、毛先が揃って、良い感じのボブヘアに。
「そろそろ髪型を変えようかな~」と思っていたころ、新聞の記事を見てヘアドネーションを知ります。
ロングヘアにしてはバッサリ切り、を繰り返していた私は「どうせバッサリいくなら寄付して役立てよう!」と思い、ヘアドネーションに向けて伸ばすことにしました。
ちょうど、ベリーショートにしたときに髪をリセット(パーマ・カラーなしの状態)していたので、髪質が悪くなっていないことも後押しになりました(*^-^*)


ベリーショートから1年半かかって、ようやくミディアムヘア。
これくらいまで伸ばすと髪を縛ることができるので、管理が楽になります(笑)
できるだけ髪質の良い状態を保ちたかったので、ヘアカラーでのイメチェンはせず。
ヘアオイルでツヤ感を出したり、アクセサリーを使って簡単なアレンジを楽しみました。




1年半が経ったときに、思ったほど伸びないと感じたので、美容院に通う頻度を減らしました。
髪が伸びて細かな手入れがいらなくなったのを良いことに、2ヶ月に1回の前髪カットと半年に1回の全体カットのみ。
おかげで、半年ちょっとでかなり伸びました!



美容院代がメッチャ安くなりました(笑)


伸ばし始めて3年が経ったころには、もう立派なロングヘア。
毛量を減らしていないので、これくらいになると髪を下ろしているほうが難しくなります(すっごい広がる!)
3年も髪を伸ばし続けていると、さすがに飽きてきますね…。
そろそろ切ろうかな?と思いましたが、長さが足りないと伸ばした意味がなくなっちゃうので、もう少し頑張ることに。




毎日のように「もう切っちゃおうかな」なんて葛藤と戦いながら、3年半伸ばし続けました!
『31cm以上切っても絶対大丈夫な長さ』になったので、ようやくドネーションカットをすることに決めます。
切ってしまう前に、ロングヘアしかできないことをやっておこう!と思い、高めのポニーテールから三つ編みアレンジ、お団子ヘア、二つ結び(アラサー女子には勇気が必要で、なかなかできなかった)など、髪型アレンジを存分に楽しみました(笑)



ロングヘアを満喫してからヘアドネーションをしました♪
ヘアドネーションに向けての髪の手入れ
髪の毛を長いあいだ伸ばしていると、どうしても色が抜けて明るくなったり、枝毛や切れ毛が増えてしまいます。
ヘアドネーションは髪のダメージがあってもできますが、なるべく最善の状態で寄付できるよう、日頃から髪のケアをしておきたいもの。
この章では、私がヘアドネーションをするにあたって、実際にしてきた髪の手入れを5つ紹介します(^O^)
- パーマ・カラーをしない
- 美容院の回数を減らす
- ホームケアを念入りに行う
- 髪に負担の少ない製品を使う
- 枝毛カットをする
ヘアドネーションに向けての髪の手入れ① パーマ・カラーをしない
ヘアドネーションのために伸ばしているあいだ、パーマやカラーは一度もしませんでした!
パーマ・カラーをしている髪でも寄付は可能ですが(※寄付団体による)、続けているとどうしてもダメージが大きくなってしまいます。
なるべく髪を傷めないよう、パーマの代わりに貧乏パーマ(三つ編みをして寝る⇒起きたら巻き髪!)やヘアカーラー
ヘアカラーの代用として、カラーバター
パーマやカラーをしなければ、髪に良いだけでなく支出も減らせて一石二鳥(*´▽`*)!
工夫をしながら髪を伸ばしていくのも楽しいですよ♪
ヘアドネーションに向けての髪の手入れ② 美容院の回数を減らす
髪を早く伸ばすために、美容院に通う回数を減らしました。
2ヶ月に1回カット⇒2ヶ月に1回前髪カット、半年に1回全体カット
2ヶ月に1回ペースで美容院に行くと、毛先カットをするだけで、せっかく伸びたぶんが元の長さに戻っちゃうんですよね…。
これじゃ伸ばすのに時間がかかりすぎる!と思い、少しずつ美容院に通う間隔をあけて、ロングヘアになったころには半年に1回ペースで通うように。



ロングヘアなら、半年ごとでも全然大丈夫!
美容院に行く回数を減らしたことで、髪の毛をより早く伸ばすことができました(^O^)♪
ヘアドネーションに向けての髪の手入れ③ ホームケアを念入りに行う
美容院に時々しか行かない=サロンでのヘアケアができないため、ホームケアは以前より念入りに行いました。
美容師の知人いわく「特別なケアより、毎日のシャンプーが一番大切」とのこと。
美容院代が浮いた分でサロンシャンプーを買ったり、市販でもヘアケア効果の高いシャンプーを使うようにしました。


また、日焼けや摩擦でも髪は傷むため、春夏は髪の毛が焼けないように日焼け止めスプレー
ロングヘアは乾かすのも大変なので、ハホニコの髪のためのタオル
髪が長くなってくるにつれ、どうしても毛先がパサつきがちだったので、流さないトリートメントはヘアオイル(椿油
「サロンで高いトリートメントをする」といった特別なことではなく、普段のヘアケア+髪を傷めないための少しの工夫を心掛けていました(*^-^*)


ヘアドネーションに向けての髪の手入れ④ 髪に負担の少ない製品を使う
ヘアケアに使う電化製品も、なるべく髪に負担のない製品を使っていました。
ドライヤーは、大風量のマイナスイオンドライヤー
ヘアアイロンは、美容院での人気が高いホリスティックキュアを使っています。
少し高価ですが、後々の髪の手入れを考えると、かなりコスパは良いです。



ホリスティックキュアは髪がしっとりするので、まじでオススメ!!
毎日使う電化製品を、髪に優しいものに変えるだけでも、髪質キープが期待できますよ(^O^)
ヘアドネーションに向けての髪の手入れ⑤ 枝毛カットをする



この方法は、うしまるオリジナルです!笑
髪が伸びてくると枝毛・切れ毛が目立ってくるので、時間があるときに枝毛カットをしていました!
毛先を少し取って、枝毛や切れ毛がある場所の少し上をハサミでチョキン。
気付いたときに切っておくことで、ダメージの悪化を防いでいました。
(何周しても枝毛は出てきたので、効果があったかは微妙です…)
最近知ったんですが、髪の長さを変えずに傷んだ部分だけをカットする枝毛カッター
枝毛を探しては切る、という工程は正直めんどくさいので…もっと早く知ってたら良かったです(笑)
ヘアドネーションで大変だったこと
ヘアドネーションのために髪を伸ばしていて大変だったことは、主に以下の4つ。
- 毛量のキープ
- ヘアケアが面倒
- 髪型に飽きてくる
- vs切りたい気持ち
これから伸ばし始める方は、心構えの参考にどうぞ(・w・)
ヘアドネーションで大変だったこと① 毛量のキープ
ヘアドネーションでウィッグを1つ作るためには、30~50人分の髪の毛が必要。
せっかく寄付をするなら毛量は多いほうが良い!と思い、髪を伸ばし始めてから3年半のあいだ、量を減らさないように心がけていました。(※毛量が少なくてもヘアドネーションできます)
美容院に行くたびに「すかないで下さい!」と言い続けた結果、ロングヘアになる頃には毛量がスゴイことに…。



ドネーションカット体験談の章に写真を載せています!
くせ毛も相まってどんどんフワッフワになるので、ほとんど髪を縛って過ごしていました。
ちなみに、髪が長くて毛量が多いと、寝るときに邪魔なんですよね…。
私は、根元から髪をかき上げて枕の上に流していましたが(伝われ)、ナイトキャップ
ヘアドネーションで大変だったこと② ヘアケアが面倒
髪の毛が長いと、とにかくヘアケアが面倒!
くせ毛が広がってくるので、トリートメントやヘアオイルでの手入れはサボれません。
ドライヤーで乾かすのは時間がかかるし、中途半端に乾かすと翌朝は寝グセが大爆発!
髪を傷ませないためにも、タオルドライをしっかりしてからドライヤーを使っていました。



前章でも紹介した髪のためのタオル、これが超便利!
ヘアドネーションで大変だったこと③ 髪型に飽きてくる
ずっと髪を伸ばし続けていると、どうしても髪型に飽きてきます…。
ショートからボブあたりまでは変化があるので良いですが、問題はロングヘアになってから。
2年近く「同じような髪型で伸びるだけ」だったので、さすがに飽きます(笑)
可愛いヘアゴムを使ったり、ロングヘアでしかできないヘアアレンジに挑戦してみたり。
せっかくの長い髪を楽しみつつ、飽きた気持ちをごまかしながら伸ばし続けました。
ヘアドネーションで大変だったこと④ vs切りたい気持ち
一番大変だったのは、最後の数ヶ月。
髪を切りたくてたまらない!!!
そんな気持ちになります。
それでも、カットのときに「長さが足りない」なんてことにならないように、髪を早く切りたい気持ちと戦いつつ、伸ばしていきました。
もし、あなたがどうしても髪を切りたくてたまらなくなったときは、YouTubeの【マツカワリュウドウチャンネル】が役に立ちます。


髪を切りたくなったときに見ていましたが、ヘアドネーションの動画が沢山UPされてるので、モチベーションの助けになりました(^O^)



こんな風に変われるかな…♪とワクワクしますよ!
ヘアドネーションカットの体験談と寄付の流れ
ベリーショートから髪を伸ばし始めて3年半、ようやく『31cm以上切っても絶対大丈夫な長さ』になったので、ドネーションカットをしてきました!
まず最初に考えるのは「どこの美容院でカットをしてもらうか」
ドネーションカットは通常のカットと手順が異なるため、ヘアドネーションに協力している美容院に行くか、担当美容師にあらかじめ相談してから予約をします。
私は、知人の美容師さんにお願いして、ドネーションカットをしてもらいました!
参考:
ジャーダック賛同サロン検索システム
つな髪サポート店紹介ページ
寄付をする髪の毛は、清潔な状態で、完全に乾いている必要があります。
美容院でもシャンプー前のカットとなるので、当日はヘアオイルやワックスなどを付けていない状態で、ドネーションカットに行きました。



前日のお風呂上がりは、普段通りのヘアケア(ヘアオイル)を行いました!
ドネーションカット当日の髪の状態は、こんな感じ。


くせ毛の「うねり」、色の抜け、毛先のパサつきなどがありますが、ヘアドネーションには問題ナシ。
あと、とにかく毛量がスゴイ…(笑)
髪の長さは、胸下5~8cmほどありました。
ようやくスッキリする喜びと、ずっと伸ばしてきた寂しさが半々。
ドネーションカット⇒シャンプー⇒通常のカット の流れで行うので、さっそくドネーションカットの準備をしていきます。


髪の毛を少しずつ束にして分けて、細いヘアゴムでしっかり結びます。
結び目から髪の先端まで、31cm以上あることをチェック。
長さの確認ができたら、結び目の1cm上あたりをカットします!


ドネーションカット後の写真がこちら。
かなりバッサリ切りました!
髪の毛がガタガタになっているので、ここからシャンプー⇒通常のカットを行い、髪型を整えていきます。


きれいにカットしてもらい、約4年ぶりにヘアカラーもして、新しい髪型の完成です!



スッキリ&イメチェンできて大満足♪
ヘアドネーション用にカットした髪の毛は、持参したビニール袋に入れて持ち帰ります。


家に帰って長さを測ってみると、一番短いもので結び目から先端まで32cm。
長いものだと37cmあったので、実際にはベリーショートから3年半で40cm近く伸ばしたことになりますね!
じゅうぶんな長さがあることが分かって、一安心でした(*^-^*)
持ち帰った髪の毛は、ヘアドネーションの団体に郵送で寄付をします。


髪の毛はヘアゴムで縛ったまま、ビニール袋へ(チャック付きがおすすめ)
ドナーシートと、受領証用の返信用封筒を入れて、団体へ送ります。
ヘアドネーションはこれで完了!
あとは、送り先の団体にて、ウィッグ製作に役立てられます。
【2021.6.17追記】
ヘアドネーションの受領証として、可愛いステッカーが届きました!
シールになっているので、小物に貼って使おうと思います(*^-^*)♪


ヘアドネーションに挑戦してみよう!【くせ毛・傷んだ髪でもOK】
今回は、私のヘアドネーション体験談を紹介しました。
長いあいだ髪の手入れをしながら伸ばすのは大変だったけど、自分の髪の毛が人の役に立つこと・お金をかけなくても社会貢献ができたことは、本当に嬉しいです!
また、ヘアドネーションをするにあたって色々と調べた中で、
- 30~50人分の髪の毛を集めて、ようやく1つのウィッグができる
- 人毛は希少価値が高い(1kgで6万円くらい!)
- 常にウィッグを待っている人たちが居る
ということを知り、もっと多くの人にヘアドネーションを知ってほしくて、この記事を書きました(^O^)
ヘアドネーションは、くせ毛でも31cm以上あればできます。
パーマやカラーで傷んだ髪でも、引っ張ってちぎれるほどのダメージがなければできます。
美容院に行かなくても、自宅で切った髪を寄付することもできます。
髪が長い方、これから伸ばそうという方は、ぜひ(無理のない範囲で)ヘアドネーションに挑戦してみてください!
捨ててしまうはずだった自分の髪の毛が、病気の子供たちへの素敵なプレゼントになりますよ(*^-^*)



私も、またヘアドネーションをしたいです!
最後に、主なヘアドネーション団体の紹介と、ヘアドネーションに必要なものをお伝えしておきます。
JHD&C(ジャーダック)…うしまるが髪を寄付した団体
日本初、ヘアドネーションを専門に活動しているNPO法人。
フルウィッグ製作のため31cm以上の髪の毛が対象
カラー・パーマ・ブリーチ・くせ毛・白髪OK(薬品処理を行います)
医療用ウィッグメーカーが運営。
フルウィッグ・帽子ウィッグ製作のため15cmから寄付可能
(長く伸ばせない方や男性でも寄付しやすいです!)
明るい色・パーマ・ブリーチ・白髪NG、弱いくせ毛OK
子供のためのボランティア団体。
髪の毛の長さ・状態の規定はジャーダックとほとんど同じ
ぜひ楽しみながら髪を伸ばして、ヘアドネーションに挑戦してみてくださいね♪
この記事が参考になれば嬉しいです(*^-^*)



ヘアドネーションをする人にオススメの記事はこちら!




※当記事で書かれている髪の長さや状態などの条件は、私うしまるが寄付をした団体「ジャーダック」の情報を主として記載しています。
ヘアドネーション団体によって規定や条件は異なるため、寄付の際は必ず各団体のサイト等を確認してください。
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